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「TOKYO油田2017」 東京を油田に変える新時代のリサイクルプロジェクト

株式会社ユーズ

1993年6月  使い終わった天ぷら油からバイオ燃料「BDF® 」開発
1997年3月  株式会社ユーズ設立
1999年4月  VDF® プラントが中小企業新技術・新製品賞優秀賞受賞
2007年10月 「TOKYO油田2017」プロジェクト開始


地球環境への貢献

サスティナブル・テクノロジーを追求し、持続可能な循環型社会をつくる

事業内容

■ 廃食油の回収・リサイクル
■ 食用油・厨房用品の販売
■ 環境関連情報発信
■ プレスの発行、講演等

自社のウリ

■ 世界で初!BDF® (使用済み天ぷら油の軽油代替燃料)の開発に成功
■ 独自の油回収ネットワーク構築
■ 「TOKYO油田マネー」(地域マネー)を展開
■ 「eco」のコンセプトから飲食店の情報発信及び飲食店のeco化推進

所在地

東京都墨田区八広3-39-5

設立日

1997年3月3日

資本金

2,000万円

社員数

8名

会社URL

http://tokyoyuden.jp/

所属・加盟団体

環境ビジネスウィメン

受賞履歴

■ 東京都産業技術大賞受賞 (1998年11月)
■ 中小企業新技術・新製品賞優秀賞受賞 (1999年4月)

天ぷら油で車が走る!!

 

TOKYO油田参加店
(聘珍樓)

 

天ぷら油の回収ステーション
(パン工房プリマベーラ)


      油を通じて循環型の社会を作っていくことが私たちの役目



株式会社ユーズ
代表取締役 染谷 ゆみ


―御社の事業内容を教えてください。

株式会社ユーズでは使い終わったてんぷら油を回収して再資源化する事業を行っています。てんぷら油は精製加工を経て、家畜の餌とか石鹸の原料とかになりますが、最も注目されているのが15年前から始めたVDF® というてんぷら油のディーゼル車燃料です。

また、多くの人に「油のリサイクル」に参加してもらうために、家庭で使い終わった油を送ってもらい、「TOKYO油田マネー」という地域マネーと交換する「油と森の交換キャンペーン」を展開しています。


―御社の事業は地球環境にどのような貢献をしているのでしょうか?

日本では年間約40万トンの廃油が出るといわれているのですが、そのうちの半分が家庭から出ていて、そのほとんどが捨てられてしまっています。ユーズでは小さい事業所や家庭から出る廃油をどうやって集めていくか、その仕組み作りをしています。

回収した油から精製されるVDF® は大気汚染の原因となる硫黄酸化物の排出はゼロ、呼吸器官障害の原因といわれる黒煙も軽油の半分以下で地球に優しいクリーンなエネルギーです。

日本の約40万トンもの廃食油すべてをVDF®に精製すれば、約40万台ものディーゼル車を走らせることができます。さらには化石燃料を使わない分CO2削減効果もあります。


―地球環境についてどのような問題意識を持っていますか?

私が環境に興味をもつようになったのは、18才の時にチベットで土砂災害に遭遇した経験からです。目の前で山が簡単に崩れていく様を見て愕然としました。幸い無事だったのですが、さらに驚いたのが「これは天災ではなく人災である」という村人の言葉でした。

地球は微妙なバランスで保たれているのだということを実感し、環境を守っていかなくてはと思うようになりました。地球の弱さやもろさを知り大切にしていきたいと思っています。


―今後のビジョンを教えてください。

「油」を通して循環型社会のモデルを作っていくことが私達の役目です。かつてのクロネコヤマトのように新しいモデルが社会の基盤となることによって物流が大きく変わり、様々なビジネスが生まれてきました。私達も業界や社会を変えるきっかけとなりたいと思っています。

私達のようなリサイクル業は静脈産業と言われています。現在の環境問題を人間の体に例えると動脈(生産)が太いのに静脈(再生産・再利用)が細く静脈硬化(環境問題)を起こしているといえます。21世紀はこれを改善し一方通行でない「循環」する社会の仕組みを作り、経済と資源がしっかり回っていく「循環型社会」の新たなビジネスモデルとなることが目標です。

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編集部コメント

廃食油という非常にニッチで扱いづらい分野をしっかりと事業として行い、社会インフラを形成しているのがユーズの凄いところです。ユーズが手掛ける「TOKYO油田2017」プロジェクト(http://tokyoyuden.jp/about/)は再資源の観点からも地球環境に大きく貢献していくのではないでしょうか。循環型社会のパイオニアとして第2のヤマトを目指すユーズの今後の活動に大注目です。(郡司)